出産予定日が近づいてくると、内診のとき先生から、「子宮口が柔らかくなってきているので、もうすぐだと思いますよ!」と言われたことのある人もいるかもしれません。
ここで言う“子宮口が柔らかい”ってどういうことを指すのでしょう?硬かったら出産は大変なのでしょうか?
今回は、出産間近、子宮口を柔らかくする方法についてお話したいと思います。
目次
子宮口が柔らかい、硬いってどんな状態?
出産が近づくにつれ、赤ちゃんの頭が骨盤の中に下がり始め、子宮の位置も下がってきます。
子宮口には、内子宮口と外子宮口があり、この二つを結び付けているのが、「子宮頚管」です。
内診のときなどに、この子宮頚管の長さを先生から聞いたことのある人も多いと思いますが、臨月になると、子宮頚管が柔らかくなり、内子宮口と外子宮口が開き始め、頚管長が短くなってきます。
妊娠37週を過ぎると、妊婦健診も一週間に一回となり、先生が子宮口に指を入れて触診し、子宮口の柔らかさや開き具合を内診してくれます。
子宮口が硬いとは、予定日になっても赤ちゃんが下りて来ず、子宮口がしっかり閉じている状態を言います。
赤ちゃんが下がってきているのは、外からでもお腹の大きさで多少わかりますが、子宮口が柔らかいかそうでないかは、妊婦自身ではわかりません。
先生の判断で教えてもらってください。
子宮口が硬いと出産が長引くってホント?
逆に硬いと、子宮口の開き具合が悪いので、難産になると言われていますが、予定日を過ぎても子宮口が硬くて出産の兆候が見られない場合は、下記のような処置がとられる場合もあります。
- 子宮口を指で刺激(卵膜剥離)
- 子宮口を柔らかくする薬の投与
- 陣痛促進剤
妊娠中は子宮口は硬いほうがいいです。
柔らかいと流産や早産になる危険性が出てきます。
私自身は、子宮頚管無力症だったため、妊娠12週で赤ちゃんが下がってきてしまい、出てこないように紐で結ぶ手術を受けました。
子宮口が硬い方が安心して妊娠生活を送ることができます。
子宮口を柔らかくする方法ってあるの?
これは、子宮口が柔らかいかそうでないかに関しては、体質によるものが大きいためです。
出産をスムーズにするために以下のことを心掛けて下さいね。
- 規則正しい生活を送る。
- 適度な運動をして体力をつける。
- 体重管理を怠らず、必要以上の脂肪を産道につけないようにする。
家でできる子宮口を柔らかくする方法は?
①体を温める
妊娠中は体を冷やさないよう言われると思いますが、温めることで血の巡りがよくなり、子宮に血液がよく届くことで、子宮口も柔らかくなります。
②ウォーキング
有酸素運動で全身の血行をよくすることで、新陳代謝を上げ血液の巡りをよくしてくれます。
臨月を過ぎたら1日20分~30分の散歩をするといいでしょう。
③骨盤運動
スクワットやヨガなどで骨盤と腹筋を鍛えるのが、子宮口を柔らかくするのに効果的だと言われています。
最後に
初産の場合は、経妊婦に比べて子宮口が硬い傾向にあるようです。
初産は子宮口が開き始めてから、8~10cmに開くまでに最大12時間もかかることも。
体質によることが大きいので、こればっかりは蓋を開けてみないとわからないですが、規則正しい生活を送り、適度な運動と食生活に気をつけて、健康な出産を迎えられるようにしてください。
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