私もそうでした。
こんにちは。
自称「元フライング魔」のさっちんです(笑)
不妊・不育症治療歴6年、妊娠回数4回、流産2回・出産2回を経験しています。
生理予定日が近づくとそわそわ。
妊娠検査薬が使える時期になるまでがものすご~く長く感じますよね。
そんな時はフライング!!
妊娠検査薬は薬局で買うと高いので、私はネットで海外製の安いタイプの検査薬を50本単位で買っていたほどのフライング魔でした(笑)
一人目妊娠が確定する頃には、50本もの検査薬が3本ほどしか残っていなかったという・・・(爆)
↑どんだけフライングしてんね〜〜〜ん!!というツッコミが聞こえてきそうですが、それはさておき・・・
でも、妊娠検査薬で陽性が出ても妊娠していないことがあるんです。
私も一度そんな経験があります。
陽性だ!!妊娠できた!!と思ったのに、病院に行ってみると撃沈・・・。
がっかりでした。
このように、妊娠検査薬で陽性が出たのに妊娠していなかったという状態のことを「偽陽性」と言います。
これって本当に妊娠できていたのか、それとも、妊娠以外の原因で陽性ラインが出てしまったのか・・・。
気になりますよね。
そんな妊娠検査薬で陽性が出ても、妊娠していないケースについてまとめてみましたよ。
今回の内容はこちら!
- 妊娠検査薬で陽性が出ても妊娠していない場合の原因8つ
- 授乳中に陽性反応が出た場合
- 妊娠検査薬の正しい使い方
フライング経験豊富な私、さっちんが気になる蒸発線や、化学流産・その他の原因にまで迫っていきます。
ぜひ最後までご覧くださいね。
目次
妊娠検査薬で陽性が出ても妊娠していない原因とは?
- 妊娠検査薬の蒸発線が出てしまう
- 体調などの原因
- 化学流産・
稽留流産
妊娠検査薬の精度は9割とか99%だといわれています。
それなのになぜ?と思いますよね。
まず、妊娠検査薬の仕組みを簡単に説明しておきますね。
妊娠検査薬は、受精卵が子宮に着床することで分泌されるhcg(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンに反応するものです。
蒸発線が出る場合
妊娠検査薬によっては時間が経過して尿が蒸発することで出てしまう、蒸発線が出やすいものがあります。
蒸発線とは、判定時間を過ぎて、水分が蒸発した後に出てくる線です。
昨日、出血してきた時にダメモトでやった妊娠検査薬、尿のかけかた足りなかったから失敗したと思って放置したら、陽性の線出てる!これは蒸発線というやつ?もしかして化学流産? pic.twitter.com/IdhxaqExXY
— うらましたろー (@Kktryn) 2016年11月8日
こちらの方は、その後、妊娠されていなかったようですので、蒸発線でした。
蒸発線は、メーカーのラインの色にもよると思いますが、ブルーのラインが出るものは、グレーっぽい色。
赤のラインが出るものはごく薄いピンク色で出ることが多いようです。
蒸発線は、とくにクリアブルーで出たという人をネット上でよく見かけました。
メーカーにもよりますが、判定が出る基準の時間が大体1分ほど。
でもどうしても妊娠したいという希望が強ければ強いほど、しかもフライングで検査している人にとっては1分経って出なくてももしかしたら30分後に出てるかも・・・とか長い時間観察したりする人も多いんです。
私もそうでしたから、気持ちがよ~くわかります!!
でも、妊娠していて適切な時期に検査していれば1分も経たないうちにすぐに判定が出るので、1分経って判定が出なければそれは陰性ということなんですよね。
でも、もしかして・・・もしかして・・・っていう気持ちが捨てきれないのもすっごくわかります。
ただ、やはりフライングするのであれば、早期検査薬はクリアブルー以外がいいかもしれませんね。
体調などの原因
上で述べた原因の他にも、以下の原因があります。2)
- 尿に高濃度の血液・タンパク・糖が含まれている
- 不妊治療などでhcgを投与されている
- 子宮外妊娠
胞状奇胎 - hcg産生腫瘍がある
- 閉経後
こちらもそれぞれについて見てみましょう。
尿に高濃度の血液やタンパクが含まれている場合
高度の糖尿病の場合や血液が混ざった尿、タンパクや糖が多く含まれている場合、間違って陽性になることがあります。
糖尿病がある方の場合も、誤った結果が出る可能性があります。
5週を過ぎて、胎のうが確認できるようになってから病院に行かないと、正確にはわかりません。
また、膀胱炎などなんらかの疾患によって、尿に血液やタンパクなどが混ざった場合なども間違って陽性が出ることがあります。2)
検査薬の説明書にも血液が混ざった尿で判定しないようにと書かれています。
正確な判断をするためにも血液が混ざった尿が出る場合は、別の機会にした方がよいですね。
不妊治療などでhcgを投与されている場合
人工授精や体外受精などの場合は、排卵を起こすために、hcgを投与される場合があります。
その場合は早期に検査薬を使用すると投与されたhcgが残っていることが多いため、正確な判定ができないのです。
hcgには3,000単位、5,000単位、10,000単位の3種類があります。
単位が多ければ多いほど、体内に残る期間は長いので、妊娠判定できる時期が遅くなるのです。
ですから、治療でhcgを投与されている場合は、主治医と相談して、薬のhcg濃度が低くなってから使用しましょう。
私もhcg注射は何度も打ったことがあるので、その時はフライング検査したくてうずうずしましたが、正しい結果が出ないなら仕方ないですよね。
ひたすら我慢でした。
子宮外妊娠
子宮外妊娠は卵管や卵管の付け根、子宮頸管など、子宮以外の場所に着床してしまうことです。
この場合もhcgが出るため、陽性が出てしまいます。
5週から6週頃になっても、胎のうが見当たらない場合に、子宮外妊娠が疑われます。
胞状奇胎
胞状奇胎は異常妊娠の一つです。
胎盤のもととなる絨毛組織が正常に発育せず、水ぶくれのようになり、ブドウの房のようなものと血液で子宮内に充満してしまう症状です。
異常妊娠とはいえ、妊娠には変わりないので、hcgが出ます。
この場合も陽性反応が出てしまいます。
hcg産生腫瘍がある場合
卵巣がん・絨毛がん・子宮頸がん・肺がんなどの場合、hcgが産生されてしまいます。3)
これらのがんがある場合にも陽性反応が出てしまうのです。
閉経
閉経後だと、hcgは関係ないと思ってしまいがちですが、実は閉経後にも妊娠検査薬が陽性になることがあります。
閉経後は黄体ホルモン(LH)の値が高くなるのですが、LHはhcgと似ているため、妊娠検査薬を使うと陽性が出てしまいます。
ただ、このLHが高くなるのは閉経から数年後なので、普通に生理が来ているのであれば閉経によるものではないでしょう。
化学流産・稽留流産 の場合
一旦妊娠したものの、赤ちゃんの成長が止まってしまって、流産になってしまったということも原因として考えられます。
化学流産と稽留流産について、説明していきますね。
化学流産
化学流産とは、尿・血液などで妊娠反応は出たけれど、超音波検査ではわからない頃に流産してしまった状態のことです。1)
化学流産はほとんどの場合が胎児の染色体異常が原因だといわれています。
染色体異常の場合は、ほとんどが着床しにくかったり、着床しても育たなかったりして自然淘汰されてしまうのです。
昔なら妊娠に気づくことなく少し生理が遅れたな・・・という感じで終わっていたことが、今では早くから自分で妊娠検査ができるために、知らなくてもいい流産に気づいてしまうことが多いのでしょう。
結婚してすぐの頃、あまり意識していなかった時に生理が遅れたあと、夜寝ている間にシーツを汚してしまうほどの出血をしていたことがありました。
知らない間に流産をしていたのかもしれないと、かなり後になって思いました。
二回目は不妊治療中です。
体外受精の時だったので4週の頃に血液検査をしたのですが、数値が明らかに低く、「hcgの値が低すぎるので、今回は残念ですがもうすぐ生理がくるでしょう。」と言われてしまいました。
その時、フライングでの早期妊娠検査薬では当然陽性が出ていたのでぬか喜びでした。
しかし、気づかないはずの流産に気づいてしまうのはツライですね。
稽留流産
稽留流産の場合は、一度着床したものの、受精卵がなんらかの理由で成長が止まり、赤ちゃんが亡くなってしまうことです。
妊娠6週から7週くらいに起こることが多いです。
体外受精の後だったので、生理予定日に血液検査をし、妊娠していたので喜んでいました。
でも、次の5週目で見えた胎のうが小さく、6週目には心拍も確認できず胎のうは少ししか大きくなっていません。
7週目にやっと心拍確認できたのに心拍の回数がとても遅かったので、稽留流産が確定しました。
毎回血液検査もしていたので、少しずつhcgの数値が下がっていました。
妊娠検査薬だと少しずつ判定のラインが薄れていくのだと思います。
授乳中の陽性反応について
また、よくある疑問なのですが、授乳中の陽性反応についてです。
授乳中で生理が開始していない時期に、検査薬で陽性と出たという人もいらっしゃいます。
結論から言うと、授乳中で生理が開始していなくても、妊娠することはありますので、もし陽性反応が出たら受診してみましょう。
ただ、妊娠検査薬で陽性→病院に行くと妊娠していなかったということもあるようです。
この場合でも、上で述べたような、体調や異常妊娠などによる陽性反応である可能性があります。
そして、授乳中の場合は産後、1〜2ヶ月程度だと、
- 前の妊娠中に出ていたhcgに反応していたのかも・・・
- 授乳中に出ているホルモンに反応しているのかも・・・
と思ってしまいがちです。
しかし、産後2週間程度で完全にhcgが分泌されなくなると言われています。4)
また、妊娠検査薬が反応するのはhcgのみですので、他のホルモンによって陽性反応が出ることはありません。
そのため、産後2週間以上経っていて、検査薬が陽性であれば、一度受診してみることをオススメします。
妊娠検査薬の使い方を守って正しく検査しましょう
妊娠検査薬には、添付文書という説明書がありますが、細かいところまで読んでいる人はあまりいないのではないでしょうか。
私も使い方くらいまでは見ましたが、細かい点などは読んでなかったです^^;
でも使い方を間違えると、誤反応が出ることもあります。
ぜひ、こちらを読んで勉強しておいてくださいね^^
妊娠検査薬が反応する時期
妊娠検査薬が反応する時期は以下です。
検査できる時期よりも早い検査は精度が落ちます。
とくに、不妊治療でhcg注射を受けている場合はその薬剤に反応しますので、間違いなく陽性の結果が出てしまうんです。
フライングしたい気持ち、本当によくわかります。
でも、間違って出た偽陽性の反応後、陰性という結果になるのはツライですから、できるだけ正しく判定できる時期になるまで待ちましょう。
ちなみに私が使っていた海外製の安価な早期妊娠検査薬は、生理予定日から使えると書かれていましたが、やはり国産のものの方が精度がよかったように思います。
妊娠していた時ですら薄いラインしか出ず、不安な日々を過ごしたので・・・。
ただ、フライング魔(笑)としては、やっぱり安いので気軽に検査できるという点ではよかったです。
これが、私が妊娠していた時の、実際の早期妊娠検査薬結果です。
周期30日目、体外受精14日目で、もう結果が出る時期のはずだったんですが、薄い陽性だったので蒸発線か流産なのかとハラハラしました。
他の方も同様に、うっすら陽性ラインにドキドキされている方、多いんです。
【注意⚠️妊娠検査薬でます】
見たくない方ごめんなさい。
生理周期平均33日です。だいぶフライングですが、妊娠検査薬使ってます。
D33 高温期10 朝ドゥテストでうっすら、昼チェックワンファストでもうっすら、、、
妊娠してるんでしょうか!? pic.twitter.com/tsvtu2kDrJ— 外資MR💍26歳プレ花嫁 (@aqua_mp) 2018年10月5日
ネット上にも結構、フライングをされている方がいらっしゃいますね。
蒸発線なのか、それとも妊娠しているのか・・・というお悩みが多いようです。
上の方は、この時に妊娠されていたようですが、生理予定日ジャストに、チェックワンファストを使用されています。
それでも薄い線しか出てないですね。
検査の時期が早すぎると、妊娠していても薄いラインしか出ない場合もありますし、判断に迷いますね。
不妊治療の場合だと、生理予定日はほぼ間違いないのですが、自然妊娠の場合だと生理予定日がずれてしまっている場合もあるので、チェックワンファストでも正しい判定ができない場合もあります。
自然妊娠の場合はとくに、妊娠検査薬を使用する時期は少し遅めにした方がよいでしょう。
そして、正確な判断は、やはり病院です。
胎のうが見える、5週以降に行くのがオススメですよ。
参考
1)日本産婦人科学会HP
2)チェックワンファスト添付文書
3)北海道薬剤師会公式サイト セルフチェック検査薬とは
4)日本産婦人科学会HP
妊娠初期の出血、鮮血と茶色のおりもの、原因は?
まとめ
今回の内容をまとめますね。
- 妊娠検査薬で陽性が出たのに妊娠していない理由
- 化学流産・
稽留流産 - 検査薬の蒸発線
- 高度の糖尿病
- hcg産生腫瘍がある場合
- 血液・タンパク・糖が混ざった尿の場合
- 不妊治療でhcgを投与された場合
- 異常妊娠(子宮外妊娠・
胞状奇胎 など) - 閉経
- 化学流産・
- 妊娠検査薬が反応する時期
- 一般の妊娠検査薬→生理予定日の1週間後から
- 早期妊娠検査薬→生理予定日から
妊娠していなくても妊娠検査薬が陽性になる理由はたくさんあることがわかりました。
ですが、ほとんどは蒸発線や化学流産であることが多いようです。
初期の流産はどうしても防げないものですし、検査しなかったら気づかないことが多いほどです。
知ってしまったばかりに大きなショックを受けることになってしまいます。
でも、やはり妊活をしているとフライング検査をしたくなるのは、悩ましいところですよね。
早く皆さんの元にかわいい赤ちゃんがやってきてくれますように・・・。