妊娠すると、胎動以外に赤ちゃんがよくしゃっくりをすることに気が付きますよね。しゃっくりは横隔膜の痙攣。なぜかサツマイモを食べるとしゃっくりが誘発されるのは私だけでしょうか。
ところで、おなかの中にいる赤ちゃんは、息もしていないし物も食べないのに、どうしてしゃっくりをするんでしょう?
胎児のしゃっくりについて調べてみました。
目次
胎児のしゃっくりが多いのは大丈夫?
胎児のしゃっくりは20週あたりから感じ始めるママが多いようです。
多い時は毎日、気が付いたらおなかの中がピクピクしている、と感じるママもいるかもしれません。でも大丈夫、胎児のしゃっくりは多くても問題ありません。
どんな子でも必ずおなかの中でしゃっくりをします。それに、生まれてからしゃっくりが止まらない、という子もいないので安心してくださいね。
しゃっくりが多いとダウン症などの障害がある、という噂もありますが、今のところ噂の域を出ていないようですので、あまり気にする必要はないでしょう。同じように胎動からわかる障害もありません。今まで感じていた胎動がなくなった場合は、すぐに診察が必要です。
ママがストレスを感じないのが一番です。
胎児のしゃっくりの原因は?
普通の人のしゃっくりは「中枢性しゃっくり」「末梢性しゃっくり」「横隔膜刺激によるしゃっくり」の3タイプに分かれます。
中枢性と末梢性は病気としての症状で、一般的に多いのは横隔膜刺激のしゃっくりです。
これは横隔膜にいきなり大きな衝撃が加わることによって起こる現象。私のサツマイモも大きな衝撃だったんですね。冷たいものの一気飲みや刺激物の摂取、大声を出す、驚いた拍子、などが原因です。
おなかの赤ちゃんのしゃっくりの原因はよくわかっていませんが、
呼吸の練習
ではないかと言われています。
どの子も必ずやるので、成長のプロセスの一つであり、生理現象の一種と言えるでしょう。
胎児のしゃっくりってどんな感じ?
おなかの中の赤ちゃんのしゃっくりは、胎動と違い、小刻みにピクピクと感じます。大人よりもリズムが速いのは、赤ちゃんの呼吸が大人よりも速いから。
赤ちゃんが頭を下向きにしていれば、頭が下にあるので、恥骨や膀胱のあたりでしゃっくりを感じます。
赤ちゃんが逆子の状態なら、おなかの中心や脇腹でしゃっくりを感じる、というママが多いよう。
でも30週くらいまでは赤ちゃんはおなかの中でぐるぐる動いているので、しゃっくりの位置がおなかの上の方だから逆子に違いない、とショックを受ける必要はありません。最終的に逆子のまま出産になる子は全体の3~5%と言われています。
終わりに
しゃっくりは胎動と違いリズミカルな動きが伝わってきます。赤ちゃんがどんどん大きくなっているのを感じられる瞬間ですよね。
我が子の成長を頼もしく、会える日を楽しみにしましょう。
ちなみに大人のしゃっくりは
「指を耳に入れて30秒から1分待つ」
「10秒かけて限界まで息を吸い、10秒息を止め、10秒かけて息を限界まで吐く」と止まるそうですので、ぜひお試しを。
by 武藤はづき