赤ちゃんといえばおしゃぶりを吸っているイメージですね。

でもおしゃぶりっていつからいつまで使うものなのでしょうか。
しかも一旦使うとやめられない子もいて、どうやってやめさせるか悩んでいるママも沢山見てきました。

おしゃぶりは悪影響を与えるという噂もあります。

そんなおしゃぶりについてまとみてみました。


目次

赤ちゃんのおしゃぶりっていつから?消毒はしたほうがいい?

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赤ちゃんはおなかの中にいる時から指をしゃぶっていますね。
エコーなどでその姿が見える場合があります。

指しゃぶりは生後2ヵ月から3ヶ月くらいから始まることが多いようです。

ですから指しゃぶりをし始める頃から与えるという人は多いようです。

吸いだこができるほどの指しゃぶりに発展してしまうことはあまりないので、3.4ヶ月くらいまで様子を見てあまりにもひどい時に指しゃぶりの代わりにおしゃぶりを与えてもいいかもしれません。

おしゃぶりの消毒

おしゃぶりの消毒は賛否両論ですね。
一般的には3ヶ月くらいまでは消毒したほうがよいと言われていますね。

でも私はよほどのことがない限り、消毒はしなくてもよいと考えます。
水洗いで十分です。

なぜかというと、人間は普段の生活の中で様々な菌と共生しています。
赤ちゃんの頃からある程度の菌に囲まれて暮らすことで、どんどん強くなっていきます。

赤ちゃんは床や地面を触ったりしてその手を口に入れたりします。
そうやってどんどん菌を体に取り入れて免疫が強くなっていくので、その機会を奪ってはいけないと思います。

現に、最近は除菌がブームですが、それによって免疫が下がったり、アレルギー疾患が増えているというデータもあるほどです。
いくら赤ちゃんであっても過度の除菌はよくありません。

ただ、水洗いすることはその都度必要です。

汚れやほこりは水洗いしてきれいにする必要はありますが、消毒は不要です。

うちの娘は二人ともおもちゃなどの消毒はしていませんが、特にそれによって病気になったりすることはありませんでした。

赤ちゃんのおしゃぶりっていつまで?やめさせる方法は?

おしゃぶりはいつまでという定義はありませんが、はいはいをしだしたり、離乳食が始まる頃までという方、卒乳のタイミングまでという人が多いようです。
また、赤ちゃん自身が興味がなくなっていつの間にか使わなくなっていたということもあるようです。

でも、おしゃぶりがないと眠れないとか、やめられなくなってしまったという話はよく聞きます。
知り合いの子供さんで幼稚園に入る頃になってもやめられなくて困っていた人もいます。

そうなってくるとやめさせるのが本当に大変なようです。
ただ、おしゃぶりは精神安定の効果もあるので無理やりやめさせるのは禁物です。
そういった場合は特に上手に自分の意思でやめる方向へともっていくとスムーズなようです。

おしゃぶりをやめさせる方法

いろいろなお母さんの成功経験を集めてみました。

おしゃぶりが壊れたらやめると約束する。(もったいないですが、おしゃぶりを少しずつ破損させていって諦めさせるといいかもしれません)

おしゃぶりは赤ちゃんのものだよ。と言ったらすぐにやめた。

誕生日を機におにいちゃん(おにいちゃん)になるからやめようねと約束する。

欲しがっているおもちゃを買う代わりにやめる約束をする。

子供がおしゃぶりを投げた時などに、見つからないふりをしてそのまま隠す。

でも一番大切なのは、心の問題です。
指をしゃぶったりおしゃぶりをしゃぶることで精神安定を図るということは、やはり精神を安定させなければならない理由がある場合がほとんどです。
ママが忙しくてあまりかまってくれないとか、かまってもらっているけれどもっとかまってほしいという気持ちの表れであることが多いのです。
子供には甘えの強い子もいます。
そんな子には人一倍甘えさせてあげる必要があるんです。

その本質的なところが改善されない限り、無理におしゃぶりや指しゃぶりをやめさせても他のところに不具合が出てくる可能性もあります。
おしゃぶりをやめさせたい場合は、心のケアもしっかりとしてあげてくださいね。

おしゃぶりって悪影響なの?効果的な使い方は?

おしゃぶりによる悪影響は歯並びが悪くなることで有名ですね。
他に、言葉の発達が遅れたり、言葉で要求をしなくなるなどのコミュニケーションがうまくとれなくなったりします。

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歯並びに関しては、歯並びが悪くならないおしゃぶりも売っています。
指しゃぶりをやめなくて歯並びが心配という場合であればそういったものを一時的に使うのもよいかもしれません。

でもコミュニケーションがうまくとれなくなるということに関してはあまり知られていないと思います。
おしゃぶりを吸わせることで泣き止んだり、静かにしてくれるのでついつい泣き出したらおしゃぶりを与えてしまいがちです。
でも、赤ちゃんが泣くのは、暑い寒い、排泄などで不快な時や寂しいとき、かまって欲しい時などにママにそれを知らせる手段なんです。

そういうコミュニケーションの手段で泣いているのに、おとなしくなるからとおしゃぶりを与えてしまうという行為は、意思を伝えようとして喋ろうとしている人に黙らせるのと同じことなんです。
私が尊敬するある保育士さんは「おしゃぶりは猿ぐつわだ」と仰っていました。

こういった理由で赤ちゃんが要求をしなくなる→コミュニケーションがうまく取れないという風になるのです。

でも、おしゃぶりは海外では使ったほうがよいという意見が多いようです。

おしゃぶりのメリット

おしゃぶりのメリットとして、舌や顎の発達を促したり、鼻呼吸の習慣がついたりといった身体的なことが挙げられています。

寝かしつけが楽になったり、おしゃぶりを与えることで静かにしてくれるという大人都合のメリットも。

舌やあごの発達などの健康に関するメリットはともかく、後者の大人都合のメリットはちょっと・・・という感じですね。

おしゃぶりの効果的な使い方

私としてはおしゃぶりは使わないに越したことはないと思っていますが、舌や顎の発達などを考えて使いたい、または指しゃぶりがひどすぎて歯並びが気になるという場合は歯並びが悪くなりにくいものを時間限定で使うとよいと思います。

使用時間を一日に3時間程度にすることで依存症を防げます。
また、口にいれたまま寝てしまった場合は、はずしてあげましょう。

また、生後6ヶ月頃から少しずつ使う頻度を減らしていくことで依存症のリスクが減ります。
逆にハイハイしだしてからも使用していると依存症になりやすいようです。

寝かしつけに使っている方も多いと思いますが、これをすると何歳になってもおしゃぶりがないと眠れないということになりかねません。
寝かしつけに使うのはやめておいたほうがよいでしょう。

さいごに・・・

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赤ちゃんは自分の指を吸うことで安心感を憶えたり、また、自分の手を認識したり・・・。
赤ちゃんにとっては指しゃぶりは成長の過程であり、必須の遊びのようなものです。
ですから6ヶ月頃までは無理にやめさせたり、やめさせるためにおしゃぶりを与えるということはしなくていいんです。

私は長女が生まれた時におしゃぶり=赤ちゃんと思っていたので、いつから使うものなのかと思っていましたが、わざわざ与えるものでもないのだと知って驚きました。

最初、張り切って歯並びが悪くならない高いおしゃぶりを買ってきたのですが、娘は口に入れてあげてもペッと吐き出して使わずじまいでした(笑)
結果的には使わずに済んだのでよかったのですが、娘がおしゃぶりを受け入れていたらもしかしたら依存症で大変だったかもしれません。

ですからおしゃぶりはわざわざ買わなくても大丈夫です。

おしゃぶりにはメリットもデメリットもありますが、一度使い始めるとなかなかやめられないというのはよくある話です。

メリットの部分を取り入れたいという場合に使う場合は、使用時間を決めて6ヶ月頃を目安に頻度を減らしていくとスムーズに卒業できそうですね。
使用する際は依存症にならないように上手に使いましょう。

byさっちん



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