産後の身体で産前との違いが顕著に出るのはお腹ですね。
産後は骨盤が緩んでひらいている状態ですから、お腹がたるんでいる状態で赤ちゃんを抱っこされると、身体への負担も大きいと言われます。
早く妊娠前の服を着て、可愛い我が子とお出かけしたい!!
赤ちゃんを抱っこした時、お腹の皮がベッドになってるのも、ちょっと…と思いますよね。

でも一度伸びてしまったお腹の皮って元に戻るんでしょうか?
体重は戻ったのに、お腹の皮だけはたるんだまま…なんて話もよく聞きます。
そこで、今回は、出産で伸びてたるんだお腹の皮の戻し方について紹介します。


目次

出産で伸びたお腹の皮、戻し方は?

出産で伸びたお腹の皮、なかなか戻りにくい印象がありますが、戻らないわけではありません。
伸びたお腹の皮の戻し方のポイントは以下の6つ
悪露が終了した産後1ヶ月頃を目安に、ご自身の無理のない程度から始めましょう。

骨盤矯正

骨盤ベルト等を使い、出産で緩んだ骨盤をしっかり締め骨盤と下がっていた内臓を本来の位置に戻してあげます。そうすることで骨盤周りの筋肉もお腹の筋力も回復しやすくなります。

ストレッチ

仰向けに寝て両足を揃え、膝を直角に曲げ左右に倒すとウエストのくびれ作りに効果的です。ストレッチは体の血行を良くしてくれます。産後は授乳やオムツ替えなどついつい背中を丸めて下を向いた姿勢が多くなります。しかし猫背はお腹の皮をたるませたままの状態になってしまいます。無理のない程度にストレッチをおこなうことで、体全体が伸び血行も良くなります。

保湿クリームを塗る

産前産後のホルモンの影響で肌は普段の状態よりも乾燥しやすくなっています。皮膚が乾燥していると、伸びた皮が元に戻ろうとする力も弱まってしまうそうです。妊娠線予防に塗っていたものでもかまいませんので、クリームを塗る事で皮膚の滑らかさを取り戻すことができます。

マッサージ

クリームを使いながら優しく揉むと、新陳代謝を活発にしお腹周りの脂肪が落ちやすくなります。毎日おこなうと効果も出てきやすいですが、産後に敏感になっている肌に負担をかけないように、優しくおこなってくださいね。

筋肉トレーニング

お腹の皮の内側をまず鍛えることで、たるんだ皮を元に戻すベース作りをします。そして何より赤ちゃんのお世話には筋力も大切です!赤ちゃんを抱く時は、お腹を凹ませ力を入れると、腹筋を使うので引き締まります。更に腰への負担も軽減されます。ただ筋肉トレーニングは産後の体にはけっこうな負担になりますので、体調が落ち着いてから徐々に始めるようにしましょう。

ビタミンBの摂取

肌を再生する効果が期待できるのはビタミンB6
ビタミンB6はレバー、かつお、緑黄色野菜、ナッツ、等に多く含まれています。
皮膚の再生に不可欠なタンパク質とビタミンB6を始め、バランスのとれた食事に意識して体内からも妊娠前の皮膚を取り戻すようにしましょう。

出産で伸びてたるんだお腹の皮って自然に戻ることもある?

自然に戻る場合もあるようですが、それにはやはり年齢出産回数妊娠中に増えた体重などが関係してくるようです。
若ければやはりその分、新陳代謝が活発になり、肌の再生能力は高くなります。
また初産婦と経産婦でもお腹の皮の戻り方に違いはあるようです。
しかし、高齢出産であっても経産婦であっても元に戻らないわけではないと思います。
母乳育児をされると産後のダイエットも兼ねて、体重もするするっと落ちていかれる方が多い様ですよ。

ただ、お腹の皮はしっかりトレーニングをされた方が、綺麗に戻ります
トレーニングといっても、腹筋1日100回というようなハードなものではなく、正しい姿勢を心がけ、お腹を凹ませて生活するだけでも十分にトレーニングになりますよ。

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出産するとお腹の皮が伸びるのはなぜ?

出産で骨盤が広がると内臓の位置が下がるため、お腹を守ろうとして下腹部に脂肪がつきます。
産後は妊娠中の大きくなったお腹が、出産することで急にしぼんでしまうため、お腹の皮は余った皮膚となってたるむためです。

妊娠中にお腹の皮が伸びるのは赤ちゃんが成長している、体内で出産準備をしている証なので、ハッピーな目安でもありますよね。
実際に産院で検診毎に計られる腹囲の数値が上がると、私のテンションも上がってきてましたし、妊娠中から産後のお腹の皮のたるみを心配する人もなかなかいないと思います。たいていは産後、少し体調が落ち着いてから気にしだすものです。

でも早めにケアしていると違いはあるのでしょうか?産後のお腹の皮を戻すために妊娠中からできることってあるのでしょうか?

お腹の皮が伸びてたるまないように、妊娠中からできることってある?

あります!
乾燥を避ける為に、クリームを塗りましょう
妊娠前後の敏感なお肌にも対応する保湿クリーム(妊娠線予防のものでも)がマタニティコーナーで販売されています。
乾燥しがちな肌を保湿してあげることは妊娠線予防にも効果があると言われていますし、産後は皮膚が元に戻ろうとしている力をサポートしてくれる効果もあります。
とにかく保湿は産前産後も継続することが大切です!

あとは妊娠中に体重を増やし過ぎない事も大切です。目安は1か月に1キロ増加ですから、10ヶ月の妊娠期間に10キロ前後を考えるといいでしょう。

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最後に

出産でたるんだお腹、脂肪は落としやすくても、皮を元に戻すことはなかなか大変なことかもしれません。
しかし何もやらないのとやるのとではやはり違います。
産後のお腹の皮は素直なので、手をかけてマッサージし、気にかけて腹筋を締めて生活すると効果は出てくると思います。
それに身体が整うと気分もスッキリしますしね!

また筋力を使って抱っこしたり、かがんだりすると育児の負担が減りますから、見た目のお腹の皮だけでなく、お腹の皮の内側に意識を向けられるといいでしょう。
赤ちゃんを抱っこしながらできるエクササイズで、赤ちゃんとのスキンシップの時間を有効活用するのもいいですね。

くれぐれも無理のない程度にできることから始めてくださいね。



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