独特のうまみがあって、プリプリとした食感が特徴の“えび”
和・洋・中、どんな料理にも使えるのでとっても重宝する食材ですよね!

ママ
そろそろ離乳食にも取り入れてみようかな?

と、考え中のママさんも多いはず。

あんつぶ
でも、ちょっとまって!!
えびを初めて食べさせる時には注意したいポイントがあるんですよ。

 

えびはおいしくて使い勝手のよい食材ですが、赤ちゃんに初めて与える時には注意が必要です。

そこで今回は、

  • 離乳食でえびはいつから?
  • 初めて食べさせる時のポイントは?
  • オススメのレシピ

などについて、紹介したいと思います!


目次

離乳食でえびはいつから?

ママ
えびはいつから食べられるの?
あんつぶ
試すなら1歳以降が無難だと言われています。
実は、えびによって食物アレルギーを引き起こす可能性があるんですよ。

 

独特のうまみと食感がおいしいえびですが、食物アレルギーの原因となることも…。
えびにアレルギーがある場合、食べたことでじんましんや嘔吐・下痢症状などが起こります。

ちなみに、えびのたんぱく質(主要アレルゲン)はかにと似ているので、えびにアレルギーがあると半数以上がかにでも発症します1
総称して “甲殻類アレルギー”と呼ばれ、えびやかになど食べたり触れたりすると症状が出てしまうんですよ。

 

甲殻類アレルギーのイラスト

 

 

この甲殻類アレルギーの傾向は、学童期から発症することが多く、大人になっても寛解しにくい(治りにくい)こと2
離乳食期に多い卵、牛乳、小麦といったアレルギーは成長につれて治り、食べられるようになることが多いですが、えびでは除去し続けることも多いようです。

あんつぶ
実は、えびは厚生労働省が定めている“特定原材料”のひとつ。

特定原材料はアレルギー物質を含む食品として、加工食品に表示が義務付けられており3、現在は、

えび・かに・小麦・そば・卵・乳・落花生

 

の7品目が指定されているんですよ。

また、えびはアレルギー症状が出やすい食材4なので、

  • 離乳食期には登場させなくてもよい
  • 試すとしたら1歳以降が無難

だと言われています。

食べることにも慣れ、胃や腸などの消化器官が発達した1歳以降を目安としてえびにチャレンジしてみるといいですね♪

あんつぶ
我が家の息子たちは、幼児食に移行する1歳半くらいにえびに初挑戦!
アレルギーが出ることもなく、えびは大好きな食材のひとつになっていますよ♡

初めて食べさせる時のポイントは?

ママ
初めて食べさせる時に注意することはありますか?
あんつぶ
2つポイントを紹介しますね♪

アレルギーの可能性があることを理解して与える

むやみに怖がる必要はありませんが、えびによってアレルギー症状が出る可能性があることを理解しておきましょう。

少量を、かかりつけの病院が開いている時間に与えます。
赤ちゃんの様子を観察してじんましんなどのアレルギー症状がある場合は、できるだけ早くお医者さんに診てもらってくださいね。

新鮮なものを食べやすく調理する

新鮮なえびを用意しましょう。

また、プリプリとした食感は赤ちゃんにとって食べにくいことも…。
たたいて細かくするなど工夫が必要です。
しっかり加熱することもお忘れなく!

オススメのレシピは?

あんつぶ
オススメのえびレシピを2つ紹介しますね♪

桜えびのお好み焼き

乾物の桜えびはカルシウムが豊富。
お湯でもどしてから使いましょう!

材料(1食分)
  • 桜えび    小さじ1/2
  • 湯      大さじ2
  • 好きな野菜  20g
    (キャベツ・人参など)
  • 小麦粉    30g
  • 油      少々
  1. 桜えびは湯でもどし(もどし汁は取っておく)、刻みます。
    野菜もみじん切りにしておきます。
  2. 小麦粉、もどし汁、刻んだ桜えびと野菜を混ぜます。
  3. 形を整えたら、薄く油をひいたフライパンで焼いてできあがり♪
あんつぶ
桜えびはお好み焼きの他にも色々使えます!
混ぜるだけでえびの風味たっぷりのメニューが完成♡

あんつぶ
 桜えびにごま、きゅうり、納豆をあえた一品。
栄養たっぷりですね!

えびと小松菜のミルクピラフ

むきえびと牛乳を使ってピラフ風に仕上げます!

材料(1食分)
  • ごはん   80g
  • むきえび  20g
  • 玉ねぎ   10g
  • 小松菜    5g
  • バター   小さじ1/2
  • 牛乳    大さじ2
  • 塩     少々
  1. むきえびはたたいて細かく刻み、玉ねぎと小松菜もみじん切りにします。
  2. 鍋にバターを入れてあたためたら、1を入れて炒めます。
  3. 火が通ったら、ごはんと牛乳を入れてよく炒め、塩を混ぜて完成です。
あんつぶ
チャーハン風にアレンジしてもおいしそうですよ♪

あんつぶ
味付けや材料を変えてちらし寿司風、ドリア風にしてみるのもオススメ♡

どちらも1歳以降となる離乳食完了期頃に食べやすいレシピです!
ぜひ試してみてくださいね♪

冷凍のえびでも大丈夫?

ママ
むきえびは冷凍のものを使用しても大丈夫なの?
あんつぶ
もちろん、冷凍のえびでもOK!
添加物を使用していないものを選んであげられるといいですね。

冷凍のむきえびはすぐに使えて便利ですよね。
もちろん離乳食にも使ってもOK!

ただし、原材料名のチェックを忘れずに!!
保水剤としてpH調整剤が添加されている場合があります。

素材そのものを味わい楽しむ離乳食期、できれば添加物を使用していないものを選んであげられるといいですね。

 

 

参考: 1)食物アレルギーをこわがらないはじめての離乳食(主婦の友社 2015年12月発行)

2)厚生労働科学研究班による食物アレルギーの診療の手引き2014 p2

3)消費者庁 アレルゲンを含む食品に関する表示(平成30年9月)

4)ぜん息予防のためのよく分かる食物アレルギーの基礎知識 p12

最後に

独特のうまみと食感を持つえびは様々なメニューで大活躍!
離乳食期にも使えると便利な食材ですよね。

ただし、赤ちゃんに初めて食べさせる時には注意が必要となりますよ。

えびを初めて食べさせる時のポイント
  • 胃や腸が発達した1歳以降が無難
  • 食物アレルギーの原因となることがある
  • アレルギー症状が出やすい食材のひとつ
  • 少量を、病院が開いている時間に与える
  • 新鮮なものを、食べやすいように工夫する
  • 冷凍のむきえびを使用する際は、できるだけ添加物不使用のものを選ぶ

 

アレルギーを心配して離乳食期にはえびを与えない、というのも選択肢のひとつです。
ただ、保育所などの入園にあたってえびが食べられるか連絡しなければならない、といったこともあるようです。

あんつぶ
アレルギーがなければおいしく使い勝手のよい食材になるので、お子さんの成長に合わせて検討してみてくださいね。


関連記事はこちら