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突然ですが皆さんは内孫と外孫の違いを知っていますか?

もしかして初めて聞いた!
という方もおられるかもしれませんね。

と、いうのも…先日あった親戚の集まりでお義母さんが、

 

「やっぱり内孫は可愛いもんよね~」

 

と話しているのを聞いてしまったんです。

うちは嫁の私と義妹にそれぞれ子供がいて、どちらも同居はしていません。

私のなかでは一緒に住んでいたら内孫、よそに住んでいたら外孫という意識があったので、

ママ
内孫っていったいどっちの孫のことをいってるんだろう・・・。

と思ってしまったのです。

そこで今回は意外と知られていない内孫と外孫についてまとめました!

  • 内孫、外孫の違いや意味は?
  • 内孫、外孫にまつわる実際にあったエピソード

など内孫、外孫について一緒に勉強しましょう♪
ためになる情報満載ですよ!


目次

内孫と外孫の違いは?

 

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どちらも孫には変わりはないのですが……

  • 意味の違い
  • 地域性の違い
  • 個人の感情の違い

などがあるんです。

まずは意味からみていきましょう。

内孫

お家制度では長男が親の後を継ぐ、一緒の家に住む、とされていました。
それが普通だったので、当然その子供も一緒に住んでいます。
すると家の中の孫、ということで「内孫」となります。

辞書で調べると、

 

うち‐まご【内孫】 自分の跡取りになる夫婦から生まれた子供。ないそん。

 

戦前はお家制度で、家督を継ぐ、長男の子供は内孫と呼ばれていました。

現在でも私の地元は長男が跡継ぎという風習がいまだに残っていますが、転勤やいろいろな事情でその風習も近年変わってきていますよ。

 

外孫

一方、次男、娘などは分家したり嫁にでて外に住んでいます。
家の外の孫で、「外孫」となります。

こちらも辞書でいうと、

 

そと‐まご【外孫】 他家に嫁した娘や分家した息子にできた子。がいそん。

 

また戸籍上、直系の孫を内孫とする、という考え方もあるそうです。
たとえば、娘が婿養子をもらった場合なども直系の孫にあたりますね。

結婚して他の家の姓を名乗る孫は外孫ということになります。

またこのほかに地域性もあります。
  • 息子の子供は内孫、娘の子供は外孫
  • 次男の子供でも跡継ぎならば内孫
  • もちろん娘の子供でも跡継ぎなら内孫
  • 苗字が違うと外孫、苗字が一緒なら内孫

 

など地域やご家庭によってそれぞれ定義も違っているようですね。

 

 

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なるほど!
確かに言葉の違いはあるけれど、同じ孫ということに変わりはありませんね。

昔は、長男、ひいてはその子供は家を継ぐ存在ですから、ほかの孫たちよりもいいものが与えられたり、ひいきされるのは自然なこととして受け止められていました。

しかし、時代は変わり、今はそういった意味での差別化はなくなっているようです。

そのかわり最近よく聞くのが、

  • 自分の子の孫
  • 嫁の子の孫

この違い、というかですよね。

やはりそこは人間ですから差が出てきてしまうのは仕方ないことなのかもしれません(涙)
差をつけよう、なんて気持ちはないのかもしれませんが、住んでいる距離や会う頻度なども関係してくることがあるかもしれないですね。

 

こうなると長男だの跡取りだのは関係なくなってきます。

 

義理の両親との関係性もかかってくるので難しいですよね・・汗

嫁と娘に両方孫ができた場合、どんなに理性で両方かわいがろうと思っていても、どうしても娘のほうが気安く言いやすいため、娘の孫のほうを気軽にお世話してしまうというご両親もいらっしゃるようです。

それぞれ別に住んでいた場合など娘の方が実家に顔を出す機会も多いですもんね。

すると必然的に娘の孫との接点の方が多くなります。
人は慣れているものに愛着がわくので、なおさらかわいがりますよね!

それから、価値観の違いもあります。

同じ環境で育っていれば、子育てでも同じような考えを持ちますが、全く違う環境で育てば、当然教育方針にも違いが出ます。
それは当然のことかもしれません。

 

大好きで結婚したはずの旦那さんですら、考えが合わないな~と思うこと、ありますよね?

 

似たような考えの人たちの中にいるとほっとするのは誰でも一緒。
親にはいくつになっても頼りたいものですし、頼られればやってあげたくなってしまうのも親です。

実際にあった内孫外孫トラブルとは?

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前章で紹介したように、お互いにいいように取れればいいのですが、世の中なかなかうまくはいきません。
そんな体験談をいくつか紹介します。

内孫だから可愛がられるなんて大間違い!!(体験談Aさん)

同居している両親は、一緒に住んでいる孫(嫁である私の子)にはすごく厳しく、かわいそうになるくらい冷たい態度をとられることがよくありました。

子供が嫌い、と公言している人だったのでなるべく気にしないようにしていたのですが、義姉に子供が産まれるとものすごくかわいがりはじめました。

毎日のように電話して遊びに来るように誘ったり、家にあげてもやりたい放題、注意も片付けもしません。

帰る時には必ずおこづかいを渡しています。
私の子にはお年玉すらくれないというのに・・・。

思い切って義母に聞いてみると、

「内孫は身内なのにどうしておこずかいをあげたりしなくちゃならないの?」

と言われました。

内孫は可愛がられる!
と昔から思っていた私にはショックと驚きを隠せませんでした。

これは、見方によっては「内孫」という立場を逆手に取ったいじめのようにも取れますね。
やはり自分の子の孫がかわいいのでしょうか。

見えないところでやっぱり差をつけられて・・・(体験談Dさん)

義両親が資産を孫に生前贈与することになり、私の子供(嫁の孫)と義妹の子供がそれぞれ相続しました。

その時はなにごともなかったのですが、後日ふとしたことから義妹の子供が相続した金額を知ってしまいました。

私の子供とはケタ違いでした。

好きに残すものですし文句はいえませんが、これまで仲良くやってきたつもりだったので孫に差をつけられたことがショックでした・・・。

そんなこともあるの!?

みなさんいろいろな体験をされていますが、その中でも忘れられないエピソードを紹介します。

あ、もちろん、文句なんかじゃありませんよ?(笑)

優先順位に差がでる!! 体験談:私!笑

うちの場合は義妹が近くに住み、共働き、義母は専業主婦です。

普段風邪でも頑張って家事をしますが、そのときは高熱で何もできず、病院に行くために子供を短時間でもみてもらおうと連絡した時のこと。

「お義母さん、明日病院に行きたいので少しだけ子供を預かってほしいのですが・・・」

というと、

 

 

「明日は娘が仕事休みだから、ゆっくり休ませてあげたくて、泊まりにおいでと誘ってるの。

その返事次第では預かれるかもしれないけど・・そっちは子供おとなしいからなんとかならないかな?

娘の子供は騒がしいから私と娘で面倒見ないとダメなのよね~。」

 

といわれました。

 

 

(;゚Д゚)!?!?

↑その時の私の顔はまさにこんな状態!笑

 

 

所詮嫁、孫の優先順位は娘の方なのだと痛感したできごとでした。
意地で泣く泣く世話をしましたが、内心は悔しくて仕方なかったです。

また、たまに義母宅に顔を出すと、義妹と孫のお泊りセットや布団、おもちゃに茶わん一式などが完ぺきに用意されているんです。
写真もたくさん飾られています。

決して意地悪ではないし、関係も悪くはありませんが、やはり会う回数の違いで接し方にも差がでているのは感じますね。
それが私のせいなのかな?
とふと思うと悲しくなってしまう時もあります。

冒頭のお義母さんのセリフ、

「やっぱり内孫は可愛いもんよね~」

は、義妹の子供のことだったんですよね、うちの場合は(。-_-。)

どうでしょう、文句大会のようになってしまうのでまとめますね。
あっ、文句っていっちゃいましたが、うちはけっして嫁姑の仲も義妹との関係も悪くはありません。

それに、私の実家(少し遠いのが難点)に行けば、うちの親が孫に甘々なのは娘の私も承知してます(笑)

 

注意とても素敵なご両親様も多くいらっしゃることも事実です。
一部を過剰に取り上げましたが、あくまで一部だと理解していただけたらと思います!

最後に…

内孫、外孫について。

 

内孫
  • 直系の孫
  • 一緒に住んでいる孫
  • 姓が一緒の孫

 

外孫
  • 直系以外の孫
  • 別に住んでいる孫
  • 姓が別の孫

 

とうことでした。
シンプルでしたね。
そして現代ではあまり使われない形のようです。

最後に、私なりの内孫、外孫をちょっと。

昔の内孫、外孫は立場を尊重させた 「ひいき」 というかたちのもの

現在の内孫、外孫は自分の感情のままの 「差別」 というかたちのもの

のような気がしてなりません。

医療が発達して孫どころかひ孫まで若くしてみられるようになった時代。
人間なのでたとえ孫でも合う、合わないはあるかもしれません。

それでも、どの孫もれっきとした自分の血を継いだ子孫です。
できる限り分け隔てなく、接していける素敵な祖父母になりたいものですね。



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